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「日本の作曲家2020」Bプロ 大井浩明ピアノリサイタル

2020年3月15日(日)、東京オペラシティ リサイタルホールにて、本学教員の三輪眞弘教授が企画する『「日本の作曲家2020」Bプロ 大井浩明ピアノリサイタル』が開催されます。
このリサイタルで、三輪眞弘教授と卒業生の松本祐一さんの作曲した作品が演奏されます。

「オーケストラで弾ける曲はピアノでも弾ける。その逆もまた真」と言っても過言ではないように、ピアノ(鍵盤楽器)は長い間、西洋音楽における「基準」となる楽器だった。デジタルピアノはもとより生楽器の自動演奏なども可能になった今なお、現代の作曲家はその基準のもとで何を生み出すのだろう??そのような期待の中で大井浩明氏を迎えてピアノリサイタルを企画した。言うまでもなく、大井氏は数々のコンクールの受賞や国際的な活躍で知られるだけでなく古楽から現代音楽まで、そして古今東西のピアノ(広く鍵盤楽器のための)曲から管弦楽作品まで何でも「ピアノで弾いてみせる」異色のピアニストであり、年齢も音楽的傾向も異なる、新入会員も含むJFCの作曲家たちの多様な創造的挑戦に応えてもらうに相応しい演奏家であるに違いない。
事実、今回演奏される7人の作曲家による8作品の半数は新作初演であり、このリサイタルは21世紀の「作曲」というものを垣間見る絶好の機会となるだろう。それと同時に、今回のプログラムではピアニストの強い希望もあり昨年米寿を迎えた篠原眞会員に注目し、氏ならではの徹底した感性に裏付けられた2作品(再演及び改訂版世界初演)が演奏される。そこでは先駆者としての篠原眞が切り開いてきた戦後の現代音楽の世界的な「基準」が聞こえてくるだろう。
概要より