作品名/作家情報
「旋回する霊媒」
?僕自身のための?
本作品は、僕自身(作者本人)の身体運動により映像音響データを統合する事が特徴となる、パフォーマンス作品です。演奏と演舞が一体化したパフォーマンスをします。なお作品の着想は、古代の儀式から得ています。
作品詳細
本作品の特徴は、僕自身の身体運動作に基ずいた作曲/振付による、映像?音響の録再生やサンプリング技術を用いた、複数の時制における僕自身とのアンサンブル(パフォーマンス)です。
現代では何も珍しくはない映像?音響の録再生やサンプリング技術を、僕自身の身体を異なる時空間の結節点として位置づけ制作しました。
作品タイトルは《「旋回する霊媒」?僕自身のための?》です。演奏時間は3分です。編成はソプラノサックスとライブエレクトロニクス(映像音響)です。
舞踊、音楽、映像といったすべての要素を円を使って構成しました。円の作り方、重ね方により、大きさ、回転の速度などにより、様々な効果が作る事が出来ます。1つの円が1つの旋律、身体運動に対応しています。この事で旋回する身体運動のリズムと演奏のリズムを対応させる事が可能になリます
そして息のリズム、足のリズム、手のリズム、旋回するといった身体動作におけるこれらの要素に着目し、自分自身の身体的特徴を生かし作曲しました。基本となる旋律を作り、身体運動に合わせ変奏していきます。
全体の構成は、過去に僕自身がスコアに基ずきパフォーマンスした映像音響データと、現在のパフォーマンスの関係に着目し構成しています。
自分自身の旋回運動を伴ったパフォーマンスを様々な場所で撮影した過去のパフォーマンス映像と、現在パフォーマンスを組み合わせます。舞台上でリアルタイムに過去の行為と現在の行為を組み合わせることでメディアテクノロジーの記録性に着目したパフォーマンスをします。
また古代の儀式や現代の儀式的表現に着想を得て制作しました。